機材
EBS MultiComp レビュー
2016.03.08
2018.07.04
多くのベーシストが使用するベース用コンプレッサー通称マルコンです。
細かくバージョンアップを行っており、2016年現在ではStudio Editionという新バージョンが販売されています。私が使用しているのは1つ前のTrueBypass仕様のものとなります。
とにかくシンプルで使いやすい
コンプといえばTHRESHOLD、RATIO、ATTACK、RELEASE、GAINの5種類の基本パラメーター設定があり、機種によってオリジナルパラメーターなども存在します。
そのためコンプは設定が面倒というイメージがありますが、マルコンはとにかくシンプルで使いやすいです。つまみはCOMP/LIMITとGAINの2つのみなのでかかり具合の調整だけに集中できます。
さらにTUBESIM(チューブシミュレーション) MB(マルチバンド) NOMAL(ノーマル)といった3つのMODEの選択ができます。
TUBESIMは、真空管を使用したエフェクターのような倍音を付加することができます。NOMALはいわゆるパコーンという一般的なコンプ効果を与えることができます。MBは少し特殊で裏蓋を開けて高域と低域それぞれにコンプ量を設定できるマルチバンド設定となります。
私はコンプというよりはTUBESIMの音目的なのでCOMP/LIMITのつまみは控えめの9時ぐらいのセッティングで使用することが多いです。
TUBESIMの音が購入の決め手
マルコンを選択する人は恐らくTUBESIMの音がほしくて導入する方が多いのではないでしょうか。とにかくこの音が気に入った方は買いです。俗にいうマルコンの音、EBSの音というのはこの音を指すことが多いです。