テクニカル

耳コピ練習アプローチのポイント

2019.07.26

子供がピアノを弾いている画像

弊社岡本によるギターでの耳コピについての動画が本日アップされました。

ふとした時に聴き取りたいフレーズをサッと耳コピできると、練習も捗るしモチベーションもアップしますよね。
筆者はキーボードでDTMの打ち込みや楽器演奏を行うので、耳コピも目当ての音を一つ一つ聞き取っていく方法が基本なのですが、3和音以上の聴き取りやそれの続く複雑なフレーズはなかなか耳コピするのは難しいです。

しかし上記の動画を見るとわかるように、ギタリストの耳コピは目当ての音を一つ一つとは違うアプローチをしています。
絶対音感でもない限り、目当ての音にたどり着くために取れる手段は多いほうがいい。
というわけで今回は耳コピ練習のアプローチ方法やポイントについてご紹介します。

単音を聞き取る

ギターソロや歌メロ、CMや街で聞いたちょっとしたフレーズなんかをコピーしたいと思ったとき、必要になるのがこの耳コピ。
絶対音感があればその場でわかるのでしょうがそうでない場合は、相対音感で正解にたどり着きましょう。
相対音感は反復練習と経験や慣れでその精度を高めることができます。単音のドレミファソラシド、Cメジャースケールの7音だけで練習して、「今のはドからソの間だな…?」と少しづつ探す範囲を狭めていきましょう。
最悪、1オクターブには12音しかないので、12回試行すれば目当ての音は見つかります。頑張りましょう。

スケールやコードをヒントにする

ピアノの伴奏やギターのバッキングを耳コピするとき、単音の項で使ったような1音づつ聞き取るアプローチは、同時に鳴ってる音を聞き分ける必要があるのでそのままでは難易度が高いです。
曲のコードやスケールが判明しているときはそれらをヒントに、構成音を絞り込んで音を探ると難易度が下がります。弊社の動画がまさにそのアプローチをしていますね。
また、動画で最初の1音を探しているように、ベースの音をまず耳コピして曲のスケールを把握することでも、このアプローチによる絞り込みが行なえます。

音色やオクターブの違いに慣れる

音には同じドの音でもオクターブの違うド、楽器やエフェクターによって音色が変わっているド、など聞きざわりの若干違う音が存在します。
これらの耳コピは最初は難しく感じるかもしれませんが、12音階の中のどれかの音には違いありません。何度も聴き比べたり弾き比べたりすることで、オクターブ違いの響き、音色違いの響きに慣れていきましょう。

まとめ

慣れと経験の蓄積によって、耳コピ速度は早くなります。使い慣れた楽器、使いこなしたい楽器から出る音の響きをよく聞くことで、他の楽器やメロディの響きに対する知見が溜まっていくのはとても楽しい体験です。
練習となると地道で辛く感じると思いますが、意外とどんどん成果が出て楽しいはず。
皆さんの取りたいフレーズが耳コピできることをお祈りしています。

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