テクニカル
CUBASEの便利なショートカットで制作スピードをたかめる!
2019.02.27
音楽制作のソフトは、WordやExcelのようなテキストを入力することがベースのアプリケーションとは操作の感覚が全く違うので、なんとなくで操作を探すのも難しいですよね。CUBASEにもショートカットキーがあり、簡単なショートカットでもこれらを使いこなすと作業効率が飛躍的に向上するものがたくさんあります。 今回はCUBASEで打ち込み制作をする際に便利なショートカットキーを紹介します。
便利なCUBASEショートカットキー
Ctrl+D 複製
選択したMIDIノートやイベントを複製できます。1小節分制作したループを繰り返しペーストしたいときなどに便利です。
Ctrl+テンキー1 Ctrl+テンキー2 ロケーターの始点、終点の設定
制作音源の書き出し範囲や、ループの範囲を定めるのに利用するロケーターの位置を設定するショートカットです。現在のカーソル位置をCtrl+1
で始点に、Ctrl+2
で終点に設定することができます。
テンキー1 テンキー2 カーソルをロケーターの始点、終点へ移動
設定したロケーターの位置へカーソルを移動できます。
Q クオンタイズ
MIDIノートのタイミングを、補正することができます。補正方法をあらかじめ設定しておくことで、8分音符で打ち込んだボートをシャッフルビートのように補正したりすることもできます。
Shift+Z 始点のクオンタイズ
MIDIノートの始点をクオンタイズすることができます。リアルタイム入力で想定よりもずれてしまった入力や、生っぽさを残しながら耳障りをいい感じに丸めたいときなど、利用頻度が高いです。
Alt+テンキー1~4 入力ノートの長さ設定
ステップ入力時の鉛筆ツールなどで出力されるノートの長さを設定します。Alt+1で1/8音符、Alt+2で1/16、Alt+3で1/32、Alt+4で1/64が設定できます。
設定すると便利なショートカット例
1小節単位のカーソル移動
CUBASEは初期設定で小節単位のカーソル移動ができるショートカットキーがありません。ショートカットの設定が可能な項目になっているので、設定してしまうとステップ入力時に便利です。
まとめ
ショートカットキーを駆使することで、制作のアウトプットスピードに大きな差が出ます。思いついたアイデアやフレーズを逃さないよう、制作スピードを高めていきましょう。